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ダルビッシュのメジャー移籍について [ゴルフ・野球]

実は、私は知る人ぞ知る日本ハムファイターズファンです。北海道移転後からのファンではありません。小学生時代に東映フライヤーズ(「喝」の張本さんが4番を打っていたチームです。)のファンになってから、ファン歴約45年なので、筋金入りのファンといえると思います。

なかなか球場には足を運べないので、テレビ観戦中心ですが、試合結果は結構細かくチェックしているので、ファイターズを語らせれば結構うるさいタイプです。

したがって、ダルビッシュがメジャーに行くという決断は、正直言ってうれしい話ではないけれども、彼の野球に対する真摯な姿勢を遠くから見ていた者としては、昨日の移籍会見の「モチベーションを保つのが難しくなった。」という発言を聞いて、仕方ないのかなという気持ちになりました。

将棋では、プロ棋士がアマチュアと対局するときに駒を落として指すことがあります。トッププロであれば、アマチュアの初段クラス相手なら飛車角を落としてもなかなか負けません。アマチュア四段くらいで飛車落ち、アマチュアのトップクラスで香車を1枚落とすくらいのハンディを付けないと勝負にならないというくらいの実力差があるのです。

ダルビッシュは、以前よく使っていたツーシームについて、「簡単にアウトが取れるのでつまらない」と、去年はほとんど投げていなかったと思います。ツーシームは右打者のインコースを突く球なのでデッドボールの危険が大きいということがあったかもしれませんが、やるかやられるかの真剣勝負であれば、ぶつけることを怖がっていてはそれだけで大きなハンディを背負うことになります。

また、時には、相手チームの中心打者に対して直球一本で勝負したこともありました。西武戦で、最終回に中島にオール直球でヒットを打たれた後、次の中村に対して最後にスライダーで三振を取った後、舌を出して悔しがったシーンを覚えていますが、ピンチだからしょうがなくスライダーを使って抑えたけど、本当は直球で勝負したかったという心情の表れだったと思います。

つまり、ダルビッシュは将棋の駒落ち戦のような感覚で、対戦打者とハンディ戦を行っていたのではないかという気がします。そんな状況で挙げた年間成績なので、ほかの投手とも同じフィールドで競っていない訳ですから、最多勝を他の投手に奪われてもそれほど悔しくもないので、去年の最終戦の登板を回避したということではないのかとも感じています。

そんな、血が騒がない状況で、自分が向上すればするほど真剣に対戦できる相手がいなくなる訳ですから、競技者ダルビッシュとして、真剣勝負できる相手を求めてメジャーに行くという心境は、話を聞いてみると良く理解できます。

球団としては表立ってはなかなか言えないでしょうが、数年後にFAでメジャーに行かれてしまえば、今回受け取った移籍金約40億円も全くなかった訳ですから、球団経営にとっても今年ダルビッシュが移籍したことのメリットはかなり大きなものがあります。(円安だったらもっと良かったのでしょうが。)

FA制度や選手寿命がある以上、同じ選手でいつまでも高いパフォーマンスを維持できる訳ではないので、新しい選手を起用してチームを底上げしていくことも必要です。

ダルビッシュは、そんなチーム事情も配慮して、あえて、チームに移籍金が入るこのタイミングでポスティングを決断したのではないかとさえ勘ぐってしまいます。それくらい、高い次元でいろいろなことを考えている選手だということが今回の移籍会見でよく分かりました。

私自身がテキサスまで応援に行くかというと、おそらく行かないでしょうが、でも、ファイターズファンとして、シーズンシートも手に入れたので、今年は今まで以上に球場で声援を送りたいと思います。

ダルビッシュありがとう。
「世界一の投手」と呼ばれる日を心待ちにして応援したいと思います。

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