SSブログ

8月の企業経営勉強会が終わりました [企業経営・経済]

6月から始めた企業経営勉強会ですが,8月20日に今月の勉強会が終わりました。

勉強会のスタイルは,最初に私のほうからその日のテーマに沿ったお話をさせていただいて,そのあとに参加者の皆さんから順番に当日のテーマに関する質問や感想を述べてもらいながらディスカッションするという形をとっています。

一方的に講義を聞くという形では消化不良になってしまうようなところも,率直に意見交換をすることで,参加者どうしで思いを語り合っうことで,自分なりに理解できるようになることが期待できます。

私自身も一方的にお話して終わりではなく,参加者の皆さんからいろいろな意見や感想が述べられるので,そのことを踏まえてさらに考えを深めることもできます。

そして,勉強会の後の懇親会でさらにお互いを知り合うことで,次回以降の勉強会に参加する意欲も増すようになります。(私自身,この懇親会で参加者の皆さんと交流することが楽しみで準備をしているということもあるのですが・・・)

今回の勉強会は,「コンプライアンス」というテーマで,一般には「法令遵守」と訳されるので,弁護士にとってはおとくいのテーマと思われがちですが,実は企業経営における「コンプライアンス」は法令を守っていればよいというものではありません。

最近の企業に対する消費者の姿勢は,法令違反をしていないとしても,消費者に対して不誠実な企業姿勢を見せられただけでその企業の商品を買わないなどの動きになりますので,単純な法令の順守では足りないのだということを知るべきです。

企業が顧客との関係を深める方法として「顧客満足」ということが言われますが,法令違反をしていない企業でも,消費者の信頼を裏切る企業は到底「顧客満足」は得られませんので,その企業から離れていくことになるのです。

そのような意味では,企業は法令を守っていれば良いという姿勢ではなく,積極的に消費者が何を望んでいるのかをとらえて,その希望に沿うような企業活動をする必要があるのです。

このように述べると,企業が消費者のわがままに迎合することを勧めているように思われるかもしれませんが,たいていの消費者は,自分の希望が合理性を持っていないものだと分かれば,その希望を押し通そうとは思いません。
まともな消費者であれば,受注の機会を失うことを恐れずにその不合理さを教えてくれる企業を信頼するものです。

企業活動は,短期的には商品やサービスを買ってもらって成り立つものですが,その企業が長期的に成長していくためには,企業自体を信頼してもらい,企業自体を買ってもらうという姿勢が必要なのだと感じています。

この考えは,信頼を元に仕事をしている私たち弁護士にとっても当てはまることです。

次回の勉強会は,9月の18日に「営業戦略」というテーマで開催する予定です。興味のある方は是非ご参加ください。


*****************************************************************
 会社の経営についての相談、研修講師、法律に関する勉強会の依頼
 相続、労働、債務整理・・・お悩みのかたはまず「プロ」に相談を!
 詳しくは、マスダの所属する札幌総合法律事務所http://www.sapporo-sogo-lo.com/
 または
 コンサル弁護士マスダオフィシャルウェブサイトhttp://www.masudaweb.jp/へどうぞ!


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

北京オリンピック祭りの後は ブログトップ
ブログを作る(無料) powered by SSブログ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。