プレジデンツカップ

日本時間の10月の9日から12日早朝まで，アメリカ対ヨーロッパを除く世界選抜によるゴルフの対抗戦プレジデンツカップがアメリカで開催されていました。

日本からは，18歳の石川遼選手が，世界ランキングでは参加資格には大きく届かなかったものの（出場選手のポイントランキングでは20位），キャプテンのグレッグ・ノーマンに選ばれて参加しました。

結果は，多くのスポーツニュースで話題になった通り，5試合に参加して3勝2敗というものでした。しかも，その2敗も，今大会5戦全勝の世界ランキング1位のタイガー・ウッズと世界ランキング3位のスティーブ・ストリッカーというアメリカチームの中でも最強ペアと対戦してのものですから，その価値はとても大きいものです。

それにしても，石川選手のあのパットの技術には，世界のトップ選手も舌を巻いたのではないでしょうか。外国人選手の中に入ると小柄でひ弱に見える体から，互角に飛ばせるドライバーショット，プレッシャーのかかるところでバーディーチャンスにボールを運べるアイアンショットなど，既に日本のトップの域に達していると言っても過言ではないでしょう。

負けず嫌いの多い日本のプロゴルファーの中でも，石川選手は別格という見方が多いようですが，それは技術面だけでなく，周囲の先輩ゴルファーに対する気配りやマスコミへの応対の素晴らしさなど，総合力で日本のトップにあるということなのだと思います。

私は，ゴルフ中継を見るのが好きで，試合の結果よりも，プロゴルファーのスイングを見て参考にしたいと思っているのですが，今回の試合は世界のトッププロのスイングを見られたのに加えて，石川選手の活躍を目の当たりにして，久しぶりに日本のプロゴルファーを真剣に応援してしまいました。

別の番組で，石川選手のお父さんがインタビューを受けていましたが，なんと私と同じ年ということで，お父さん世代が石川選手に肩入れする気持ちも分かるような気がします。

今回の活躍で石川選手の世界ランキングが41位，そして日本の賞金王争いのライバル池田勇太選手が47位と，来年のシーズンは，この二人の若者が日本代表として世界で暴れてくれそうな予感がします。

私も，今年のオフシーズンに体力づくりをして，来年のシーズンはもう少しレベルアップしたいものです。

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