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事業承継のポイント [企業経営・経済]

本日、午後1時半から事業承継に関する講演会を実施してきました。

残念ながら参加者はあまり多くはありませんでしたが、内容的には、事業承継に早めに取り組む必要があるということと、そのための考え方、具体的に利用できる法律上、税務上の制度の説明など、多岐にわたったもので、参加していただいた方たちの評判は概ね良かったようです。

このような、多岐にわたるお話ができたのは、私一人ではなく、他に中小企業診断士や公認会計士の先生方と分野を分けあって講演をしたからで、とても私一人で話せる内容ではありませんでした。

このように、現在、私たち弁護士も含め専門家に求められるニーズは、ひとつの分野の知識ではカバーできない幅広いものが少なくないため、知識の足りない部分を補いあう仲間やブレーンが必要になります。

私たちのような専門家でもそうなのですから、特に専門的知識をお持ちでない一般の経営者の方であればなおさらです。

ただ、実際に企業経営に携わって経費削減に取り組んでいると、専門家に費用を払って業務運営に協力してもらうことが、コスト的にもったいないと思う経営者の方もいると思います。

しかし、そのように考えるときに、ご自分の時間当たりのコストを考えてみてはいかがでしょうか。それなりに専門知識がある外部の人に、その専門分野の業務を委託した場合には、自分で行うよりも、誤りが少なく短い時間でその業務を終わることができます。

それを、コストを惜しんで自分で処理しようとすると、実際に業務に取り掛かる前に、処理するための知識を取得するための時間も必要になりますし、実際に業務を処理する場合にも、専門家が行うよりも時間がかかったうえに正確でないということになりかねません。

その分、経営者が会社の経営の問題に意識を集中して、営業方法や業務プロセスのの改善に時間を費やす方が、会社全体のことを考えるとはるかに有益なことになります。

経営者であれば、専門的な分野についても、説明を聞いて理解できる程度の基礎的な知識を持っている方が望ましいことですが、外部の専門家と同じレベルで業務をこなせるようになる必要はありません。

中小企業は、経営資源が限られているので、その取り扱う業務についても、「選択と集中」が必要になります。これは外部的な業務に限らず、内部の業務も同様で、最近はその企業の得意分野であるコア・コンピタンスに企業の力を集中して、それ以外の業務についてはアウトソーシングを利用して経営効率を上げることが有効であるといわれています。

企業経営においても、専門家の知恵を有効に利用して、効率的な経営を実現することが望ましいことです。



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