９月１６日中小企業支援イベント

札幌弁護士会では，９月１６日（水）午後１時から，弁護士の中小企業支援業務に関する講演会と無料の法律相談会を実施します。（詳細はこちらのホームページをご覧ください。）http://www.satsuben.or.jp/events/2009/21details.htmlこの講演会は終了いたしました。

この，無料相談会は，全国一斉に実施するもので，弁護士が中小企業支援に積極的に取り組むことをアピールするために，全国一斉という形式をとっています。

私は，その担当委員会である札幌弁護士会業務改革推進委員会の委員長という立場なので，ぜひ多くの皆様にお集まりいただいて，弁護士が中小企業のためにどのようなことで協力することができるのかをお聞きいただきたいと思って宣伝させていただきました。

現在の中小企業を取り巻く経営環境は，リーマンショック以降の景気の低迷状態から抜け出せないために，先行きの不透明感から個人消費が伸びず，製造業者も小売業者も一様に物が売れないという苦境に立たされています。

先日の衆議院議員選挙の結果を受けて，民主党政権が実現することから，新政権に対する期待感で，景気回復の兆しも見えているところですが，短期間のうちに何らかの実績を上げることができなければ，この期待感は一気にしぼんでしまうので，あまり楽観はできないでしょう。

そのようなときに，今まで企業経営に積極的にかかわってきた印象の薄い弁護士が，自分たちの方から企業のために仕事をするということをアピールするのは，受ける企業側にとっては意外に思うかもしれませんが，これまでもほとんどの弁護士は，顧問契約を結んでいる企業の相談に応じていたのですから，実は，企業の相談に応えるということは，弁護士にとっては日常的に対応している仕事なのです。

ところが，そこで相談に乗るのは，法律的なトラブルが生じた後がほとんどです。

しかし，弁護士の持っている知識や経験は，企業にとってより広い場面で生かすことのできるものです。このような弁護士の力を企業経営に積極的に活用することができれば，企業にとって力強い味方を手に入れることになります。

このような視点で，私たち弁護士を有効に活用してもらえると，有能な法務スタッフを雇用するのと比較にならないくらい低コストで，大きな効果が期待できることになります。

講演会は，事前予約も不要ですから，興味のある方は講演会場まで足を運んでみてください。

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