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「ジャパン」ブランドが危ない [企業経営・経済]

中国で放射能汚染に関するデマメールを流した人が拘束されているということですが、このようなデマメールが流れるということは、人々の心の中に放射能に対する言いようのない不安感があるということが前提となっています。
(朝日新聞HPより ※リンク切れのため、リンク削除しました)

その不安のもとになっているのは、言うまでもなく東京電力福島第一発電所の事故です。ここ数日は、原発周辺の地域の農作物などから微量ながら放射性物質が検出されたということで、政府は、風評被害を防ぐ目的で、同一県内の同種農作物の出荷制限をしました。

風評被害というのも、根拠のない不安感がもとで広がってしまうものですが、逆の面で、このような消費者の心理状態を反映して商品の売れ行きに効果を発揮するのがブランドです。

これまで、アジア地域では、日本の食製品に対してその安心安全の面における絶大な信頼が定着しつつあり、それが国内の農業製品の輸出につながり、農業の国際競争力にもつながると期待されていたのです。

それが、今回の原発事故の影響で、指定地域以外の作物についても日本産だからというだけで放射能汚染の不安を与えることになってしまいました。

これは、風評被害以外の何物でもないのですが、これによって確立しようとしていたジャパンブランドが大きく傷つけられたことは否定できないでしょう。

ブランドを育むのには長い年月がかかりますが、そのブランド力を失うのは一瞬です。

政府には、一刻も早い原発事故の終息を期待するとともに、ジャパンブランドの安心・安全がゆるぎないものであるということの積極的なアピールを真剣に考えていただきたいものです。


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