SSブログ

Twitterまとめ投稿 2012/01/09 [twitterまとめ]

  • masahiko_masudamasahiko_masuda「正恩氏は天才中の天才」誕生日?に礼賛映画放映 http://t.co/jXn7AHs2 ここまで来ると「喜劇か!」と思ってしまうほどです。一国の政権を担う人たちが、国民の生活を顧みずにこんなことに精力を費やしているとは。#fb01/08 23:02 
  • masahiko_masudamasahiko_masuda女性は腹囲80センチ以上も肥満症に…学会検討 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://t.co/Ve801tKp どうして女性の方がメタボの腹周りの基準がゆるいのか未だに理解できません。素人考えでは、見直しは当然のような気がします。01/08 22:52
  • masahiko_masudamasahiko_masuda元マイクロソフトの成毛さんだから英語でのコミュニケーションもばっちりだと思いますが、こんな感じで良いなら私でもやれそうです。 http://t.co/WEQnr4GZ01/08 22:40
  • masahiko_masudamasahiko_masuda人事からの“白い封筒”に動揺した53歳の重い一言 http://t.co/Nk1wl5to 元帰国子女で日本語の文章がほとんど理解できなかったという河合薫さんが書いているコラムですが、今はとても読みやすく参考になります。01/08 20:25
  • masahiko_masudamasahiko_masudaワークライフバランスは女性を幸せにするか? http://t.co/q2GwKzBu 女性にとっての「母親の育児ペナルティ」と男性にとっての「父親の育児ボーナス」という指摘にはドキッとさせられますが、これが多くの国の現状だという指摘は当たっているのでしょうね。01/08 20:16
  • masahiko_masudamasahiko_masudaTwitterまとめ投稿 2012/01/08 | http://t.co/rfvmhcDN01/08 00:57

nice!(0)  コメント(0) 

名経営者の末路 [ニュース・社会]

オリンパスの現・旧経営陣に対して、高額の損害賠償請求が提起されようとしています。

今回発覚した多額の損失隠しは、上場廃止に至っても仕方ないほどの不祥事であり、相応の損害賠償を求められるという結論事態は否定できないことだと思います。
(朝日新聞HP ※リンクが切れのため、リンクを削除しました)

ただ、その損害額が約900億円というのは、「本当にそうなのか?」と疑問を持ちます。おそらく株価の時価総額の下落分を損害と見積もったのではないかと思いますが、損失隠し自体で会社に与えた実質的損害は、そのためにコンサルタントに支払った多額の手数料(会社に還元されていない部分)等のいわゆる飛ばしのために要した「経費」部分であって、投資株式の評価損等で被った損害は、今回発覚した損失隠しとは関係なく会社の資産の減少を招いていたのであり、その時点で公表していれば、株価の下落は当然起こった訳ですから、その分も含めて損害と査定したとすれば、かなり荒っぽい査定ということになるでしょう。

この点はさておいて、今回話題にしたいのは、菊川前社長のことです。菊川氏は、本件が発覚するまでは、オリンパスの内視鏡事業を世界の圧倒的なトップシェアに押し上げた名経営者と評価されていました。その背後でこれほどの多額の損失隠しをしていたことは残念なことではありますが、おそらく菊川氏個人がそのことで個人的な利益を得たことはないでしょう。

菊川氏自身は、多額の損失が表面化しないうちに財務諸表が健全化されるよう腐心していたのであり、そのことが、経営陣の責任という問題を離れても、オリンパスという会社自体にとって最善の対応策だと信じて損失隠しに走ったのでしょう。

しかし、そこには、企業を取り巻く多様なステークホルダーの利益という視点が欠けていました。企業は社会的な存在であり、一企業の中の理屈だけで運営して良い時代ではないという基本的な認識を疎かにしていたのではないかという気がします。(分かってはいたけど、優先順位として企業の利益を選択したということだと思います。)

株式公開企業である以上、対外的に公表する財務諸表の適正さを欠いていては、適正な株の取引をすることはできませんし、結果として日本の株式市場全体に対する信用を棄損することになり、その影響は計り知れないということに早く気付くべきでした。今回の事件は、ウッドフォード氏という外国人が関与することで表面化したのですが、氷山の一角ではないかという報道もなされています。

仮に、多額の損失が生じた時点でそのことを公表していたとしたら、会社の信用が一時的に大きく低下するというマイナスはあるものの、少なくとも取締役の責任については、「経営判断の原則」により、法的責任を回避できた可能性は十分にあります。(社内的に辞任等の形で責任をとる必要はあったでしょうが、損害賠償責任は負わなかった可能性があるという意味です。)

それが、ここまで事態が進行してしまうと、民事上の損害賠償責任に留まらず、金融商品取引法違反で刑事被告人として重い処罰を受ける可能性もある訳ですから、名経営者の末路としてはあまりにも哀れです。

世間ではコンプライアンスに対する認識が高まり、私もコンプライアンスに関する研修の講師を頼まれることは少なくありませんが、研修以前の「ルールを守る」という当たり前のことができなかったことの代償は、あまりに大きなものになってしまいました。

*****************************************************************
 会社の経営についての相談、研修講師、法律に関する勉強会の依頼
 相続、労働、債務整理・・・お悩みのかたはまず「プロ」に相談を!
 詳しくは、マスダの所属する札幌総合法律事務所http://www.sapporo-sogo-lo.com/
 または
 コンサル弁護士マスダオフィシャルウェブサイトhttp://www.masudaweb.jp/へどうぞ!


nice!(0)  コメント(15) 
共通テーマ:仕事
ブログを作る(無料) powered by SSブログ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。